ピーリングを行うと肌が明るくなり、
そばかすが薄くなったように感じる方も多いので、
そばかすで悩んでいる方は
ピーリングを試してみてはいかがでしょうか。
ピーリングは主に美容クリニックで
行ってもらう方が多いと思いますが、
その効果を実感して「自宅でできたら」と
思う方も少なくありません。
しかし、ピーリングを行って
そばかすが濃くなったように感じたり、
お肌に刺激を感じたりすることもあります。
今回は自宅でできるピーリング方法や
ピーリングを行う時の注意点も
ご紹介いたしますので、参考にしてくださいね。
ピーリングはそばかすに効果的！
ピーリングは「酸」の力を用いて
不要になった角質を除去し、
肌の調子を整えることを
目的としたスキンケア方法です。
グリコール酸、乳酸、フルーツ酸などで
古い角質をとかす作用のあるAHAが
初めての方にはオススメです。
AHAはお肌への浸透力が浅く、
刺激も少ないのでお肌の弱い方には安心ですね。
ピーリングの効果としては、
ターンオーバーを正常化させて、
お肌の不要な汚れを取り除いてくれます。
ターンオーバーの促進により、
お肌の細胞が生まれ変わり、
新しい細胞は肌表面へと徐々に押し上げられて
体外に排出されていきます。
なぜターンオーバーが正常化されると
そばかすが改善されるのかしら？と思いますよね。
それはそばかすの原因である、
表皮に残っているメラニン色素が
「アカ」として排出されるからなのです。
私たちは紫外線を浴びたり、
お肌にストレスを感じたりしたときには、
体を守るためにアミノ酸の一種である
チロシンをメラニン色素に変化させます。
通常28日間のサイクルで
ターンオーバーが行われていると、
メラニン色素はお肌に
蓄積されることなく排出されます。
しかし、加齢や喫煙、ストレスなどで
ターンオーバーが乱れてしまうと、
古い角質がお肌に残ったままです。
ピーリングは古い角質を取り除き、
新しい細胞への生まれ変わりを
促進してくれるので、
そばかすが薄くなったり、
目立たなくなったりするのです。
また、ピーリングをしていると
過剰な洗顔も防げます。
私たちの肌は洗顔のしすぎで傷つくと
メラニン色素を作って体を守ろうとしますが、
ピーリングをすると軽い力で汚れを落とせるため、
肌への摩擦が原因でできる
そばかすの予防にも役立つのです。
自宅で行うピーリングのメリット・デメリット
ピーリングは効果があるけれど、
美容クリニックで毎回行ってもらうには
費用で悩んでしまうのではないでしょうか。
自宅でピーリングができるといいのだけれど、
と思ってしまいますよね。
自宅で行う「ホームピーリング」で
使用するピーリング剤にはいくつかタイプがあります。
せっけんタイプ、洗顔料タイプ、化粧水タイプ、
ピーリングジェル、美容液タイプなどです。
ホームピーリングのメリットは
何と言っても価格が安いこと！
また、ホームピーリングに使うピーリング剤は
配合されている成分が弱いため、
敏感肌の人や乾燥肌の方でも
挑戦しやすいというメリットもあります。
皮膚科の治療で刺激を感じた人も
自分でピーリングをすると
肌に悪影響が現れないことが多いです。
ホームピーリングのデメリットとしては、
効果が薄い可能性があります。
お肌に優しい成分を使っているため、
数日間だけホームピーリングを行ってみたところ、
効果を感じられなかった方もいらっしゃいます。
また、ホームピーリングは
お肌に異常が出たときに
医師に対応してもらえないデメリットもあります。
皮膚科ではお肌が荒れると
すぐに診察してもらえますが、
ホームピーリングは病院に行く必要があるので、
肌荒れが気になったときは
できるだけ早く医師の診察を受けましょう。
自宅でピーリングするときの注意点
ホームピーリングでは
お肌を傷つけないように
以下の点に注意しましょう。
・肌が敏感な時期は行わない
・ピーリング後は肌の保湿を心がける
・ピーリングを行う使用方法と頻度を守る
・お肌の弱い方は必ずパッチテストをしてから行う
ピーリングは酸性の薬剤をお肌に塗って、
皮膚をはがすという行為です。
お肌に負担をかけていますので、
ピーリング剤の正しい使用法で行わなかったり、
お肌に合わないと新陳代謝促進どころか、
かえってお肌を傷つけてしまいます。
またピーリング後のお肌は、
むき出しの状態ですので、
十分な保湿や紫外線対策が必要です。
ピーリングはもともと医療行為です。
ピーリング剤の濃度や正しい方法で行えば、
お肌のくすみが取れたり、
毛穴も目立たなくなったりします。
最近は各種のピーリング剤を使って
自宅でも美容外科や皮膚科などと同じように
手軽にピーリングができるようになりました。
ただ、薬剤の使用方法や安全面に留意し、
効果について十分考慮したうえで、
行うことをオススメします。