美白成分は2つのタイプ

 

シミ・そばかすを薄くしたり、消すには美白成分が効果的と言われています。
ただ、美白効果のある美白成分はとてもたくさん種類があるのです。
そして美白成分には、予防としてメラニンを作る過程を阻害するものと、
漂白などのできてしまったメラニンを薄くするものの2つのタイプがあります。

 

自分は「これ以上シミを増やさない対策」をしたいのか、
それとも「できてしまったシミを薄くしていく」のを実行していきたいのかを
考えたうえで使用していく必要があります。

そばかすにオススメの美白成分記事一覧

 

アルブチンとは、サンタベリーや梨、ウワウルシなどの植物に含まれている美白成分です。メラニン色素を作りだす酵素であるチロシナーゼに直接作用し、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を阻害します。アルブチンにはβ型とα型がありますが、化粧品などで使われているものはβ型です。シミや遺伝要素の強いそばかすにも効果的ですが、色素沈着を防ぐ効果に優れているので、これからできるシミを予防するのに大変効果的...

 
 

美白成分の一つとして、抗酸化作用のあるエラグ酸があります。あまり聞いたことがないという方も少なくないと思います。エラグ酸は、ブラックベリー、ラズベリー、イチゴ、クルミなどの植物に含まれる天然のポリフェノールの1種です。ポリフェノールの働きである抗酸化作用から、老化防止にも役立つとされています。メラニンを黒色化させるチロシナーゼの働きを抑える効果が高いので、高い美白効果が得られるといわれています。チ...

 
 

シミでお悩みの方なら、美白化粧品を手にしたことがあると思います。その時に「ハイドロキノン」という言葉を目にしていると思います。ハイドロキノンってよく聞くけどどういう効果があるものなのかしら?と思っている方は多いと思います。ハイドロキノンは、しみやしわ等の有効成分として医療現場などで実際に使われている成分です。お肌のシミなどはメラニン色素が原因ですが、そのメラニンを抑制してくれます。美白成分は実はた...

 
 

プラセンタエキスは、豚や馬などの胎盤から抽出した成分です。様々な成長因子(細胞増殖因子:グロースファクター)を中心に、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの有効成分を含み、若々しい透明感のある肌へと導く効果があります。プラセンタはメラニン色素を合成するチロシナーゼという酸化酵素の働きを阻害してメラニンの生成を抑制する美白効果と、成長因子を中心とした様々な栄養素による細胞賦活作用により、ターンオーバーを...

 
 

最近「レチノイン酸」という美白成分の名前を聞くことがあると思います。レチノイン酸は、ビタミンA誘導体の1種で美白効果や美肌効果があり、お肌の再生を促してくれます。ビタミンAは、そのままでは浸透しづらく効果が出づらいのですが、誘導体にすることで皮膚内で酵素と反応し、ビタミンAへ還元されるのです。ビタミンAであるレチノールには、ピーリング効果やお肌を生まれ変わらせる働きがあると言われています。角質をは...

 
 

トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、炎症性色素班・老人性色素班を除く効果のある美白剤として、厚生労働省から承認された有効成分のひとつです。でも、「トラネキサム酸ってあまり聞いたことがない」という方が多いと思います。実はいろいろな用途で使われているのですが、特に肝斑の改善に効果があるので、肝斑でお悩みの方は要チェック!です。トラネキサム酸は肌細胞のダメージを改善してくれます。トラネキサム酸という成分は...

 
 

アラントインはお肌の再生を促してくれたり、ニキビなどの炎症を抑えてくれたりするのをご存知ですか?

 
 

味噌やしょう油、お酒を造るときには「麹(コウジ)」を使います。1907年に農芸化学者の薮田貞次郎によって、麹から生まれた成分であるコウジ酸は発見されました。麹が発酵する過程で作られる抗酸化作用のある天然成分です。『酒造りをおこなう杜氏(とうじ)の手が、白くなめらかである』ことから美白効果があると注目され、研究が進められてきました。1988年にシミの原因であるメラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防...

 
 

カモミラETは花王が開発し、厚生労働省承認の美白成分です。キク科の植物カミツレ(カモミール)の葉から抽出したエキスは、カモミラエキスという名称で化粧品成分に表示されています。花王が開発したものなので、カモミラETと呼ばれていて、花王の美白化粧品に配合されています。

 
 

美白成分として今注目されている「マグノリグナン」。マグノリグナンは、大手化粧品メーカーのカネボウ化粧品が開発した美白成分です。マグノリグナンは、フェノール性二量体というポリフェノールの一種です。モクレン科の植物である朴(ほお)の木の皮に多くに含まれる美白成分です。アレルギー反応や副作用も少なく、安心して使用できる成分の一つで、漢方としても用いられています。2005年に医薬部外品として承認を受けた比...